関東平野は庭
Twitterの画像スタンプ機能が楽しくてついつい写真を上げる時は遊んでしまう
Jリーグもオフシーズンに入り、クリスマスマーケットさながらJ3金沢にパトリック・J2大分に清武帰還・長崎に山口蛍降臨などJリーグの生態系が乱れる(いつも乱れてるだろ)選手の移籍話が東西南北飛び交うストーブリーグみなさまいかがお過ごしでしょうか? 私は杉本健勇選手大宮アルディージャ完全移籍の報せをいつまでも待って…たらクリスマスプレゼント来ました!!!!
コメントが完全に”””王者のそれ”””なんですよね もはやジダン監督の「お前たちはレアルなんだから勝てばいいんだ」と同じですよ 見たくないですか?…カオス混迷極めるJ2に君臨した王(キング)・杉本健勇がNACK5スタジアムのロッカーで「俺たちはRB大宮アルディージャなんだ。さぁ、一緒に始めようか。快進撃を」って宣言した瞬間メンバーとサポーター全員の目の色が変わるその時を…(全部妄想)(終わり)
というわけで前置きが長くなりましたが先日12/20(金)に無事発売いたしました「オーディンの舟葬」最終3巻!!
そろそろ皆様のお手に行き渡ったところでしょうか。各所サイトにてご感想や購入報告本当にありがとうございます!!涙涙
なるべくネタバレを避けようと努力した宣伝絵(努力…?)(宣伝してるか?)
兄上けっこう好きだったんですけどあまり描けなかったのでここで回収させていただきました。というわけで全3巻揃えると金銀銅のカバーがメダルの如く輝いてカッコイイ「オーディンの舟葬」、何卒よろしくお願いいたします!
外伝の公開とその他告知にも満たない何か
★「海を渡る狐」web公開しました!
11月コミティアで発行した、「オーディンの舟葬」アディショナルタイム外伝になります。
別に読んでも読まなくてもそんなに本筋には関わりない&最終話まで読まれた方向けなのですが、もしご興味ありましたらお気軽に読んでいってやってくださいませ。
お恥ずかしながらコピー本のときめちゃくちゃ漢字を間違えてたり手書きで読み辛い箇所大量にあったりで、再録にあたって写植を改めて入れ直させていただきました(という落書き絵です)(これが最終巻出してわざわざ描く絵か?)(いやほんと久々写植を全部自分で入れたんですけど思いのほか時間がかかってビビりました 編集さん皆様本当にいつも製版作業ありがとうございます…)
★12月にバルセロナで開催された漫画イベントにてオ舟が取り上げられた?そうです
詳しいことはさっぱりわかりませんがSNS各所にて英題検索するとそれらしい話が出てきます。おそらくこれから翻訳出版される日本の漫画ですよ〜くらいの話だと思うのですが、そもそもの海外出版が初めてなので本当にありがたいです…感謝!!!!!
なんかこの「連載終了後に公の場で作品名を上げていただく」の、フットボールアルケミストが文化庁メディア祭で推薦いただいた時を思い出します(笑)二階級特進的な…
次回作は…連載中に取り上げてもらおうね!!!!
★というわけで「オ舟」仏語版が出ます
やだ〜〜〜〜!!!!!!かっこいい〜〜〜!!!!!!(小学生の感想)
「オーディンの舟葬」仏語版、題して「LA VENGEANCE d’ ODIN」だそうです!!!!日本語題や英題より直球に復讐推しのタイトルです!!!あら〜〜〜〜カッコイイね!!!
仏語版を出版していただくお話は一巻発売時からいただいていたのですが、とうとう献本が届いてウヒャー!!!!となっておりました。こちらは金インクではなく普通にカラー印刷っぽいんですが、これはこれですごいマットで静かな印象で””良い””ですね…本当に墓場感がある
結びの言葉
さてはてオ舟はこれにていったん閉幕となりますが、もう2枚くらい載せたい絵があるのでできたら投下しに参ります! 本当は発売日にあげたかったんですが、いかんせんマジのネタバレ全開絵だったのでまあまあ…落ち着いたらチラッと出しに来ますね。
しばらくは新作に向けてかかりきりになりますが、オ舟の彼彼女らの存在あってこその作品が描けたらな、と思います。
連載は終わっちゃったけど本を開けばまた会えますからね。思い出した時にでもぜひ気軽に会いにいってやってください。
私もそんな感じで、たまに思い出したように彼彼女らを描きに来るかもしれません。というかサイト内にオ舟のまとめコーナーはアーカイブ的にちゃんとまとめておきたいなあ(できるか〜?)(言うだけタダ)
雑記いろいろ
★PLANETS大忘年会に行ってきた
何を隠そうわたくし「ゼロ年代の想像力」「母性のディストピア」「遅いインターネット」で著名な批評家・宇野常寛氏の大ファンでして、念願のPLANETS大忘年会に参加しました!
毎年毎年行きたいな〜と思いつつ行き逃していたので、2024年にしてようやく生批評座談会を浴び、無事大興奮のち終えました。マジで最高だった…一部でいつもの四銃士が高速トークしてるのを聞いてたら喜びと興奮のあまり涙出そうになりましたもんね…いややっぱりCalcio2020もそうなんですけどやっぱ最初と最後は”””passione”””なんすよ(何の話??)
そしてこれまたたいへんありがたいことに、今月発売した宇野常寛さんの新作「庭の話」にサインを頂戴いたしました。
なんていうか……………………… 推しの作家さんにサインいただくのってすごく緊張するんですね…………(今更…)
サインをもらうよりサインを書かせていただくことのほうが多い人生を歩んでおり(いつも本当にありがとうございます!!)、たぶん人生で生まれてはじめてここまで能動的に好きな作家さんにサインをお願いしたんですが、勉強になりました(?)ありがとうございます!!
宇野常寛さんは「母性のディストピア」以来好きでずっと追っかけている批評家さんで、普通にめっちゃファンでオタクなので、もう本当に素直に嬉しかったです。ただのオタクの感想しか書けなくて悔しいですね…
私のオタク精神史は宇野さん以前/以降で分かれるほど多大な影響を受けていますが、今作「庭の話」は特に”今”の私の心に沁みわたる本でした。傑作です。創作物や物語を筆頭に、この世に存在している”圧倒的な外部の何か”に傷つけられて走り出さざるを得なかったような生き方をしてきた人や、「”圧倒的な外部の存在”に傷つけられたい人」に読んでもらいたい。ホントに。 多分そういう人の”救い”になる言葉がたくさんある本です。
私がぐだぐだ書くよりもう宇野さんご本人による解説note読んでいただいた方が早いしわかりやすいのでとりあえずそちら読んでください!(餅は餅屋)
なんか珍しくサッカー以外で好きなものに対して超饒舌になってますが、「若い人やまだ批評の世界に触れたことがない人の目に留まってほしい」ので苦手なりにゴリゴリ書きました。なんでかっていうと批評っていうジャンルにもっと早く出会いたかったな〜という素朴な気持ちからです。いまだに想像するんですよね…私も学生時代青春真っ盛りの時「惑星開発委員会」「ゼロ年代の想像力」にリアタイでぶつかりたかったな〜〜〜!!!!そしたらどんなオタクになってたかな〜〜〜〜!!!!文章書くオタクになってたのかな〜〜〜!!!コミケ評論島のオタクに私が?!とか、そういうしょうもないif妄想繰り広げるくらいには……
そんな、モノも時代も世界も縦横無尽につなげて語ってくれる「批評」というジャンルの懐深さに敬意と、その批評によって私の世界は間違いなく豊かに広がったことに感謝を込めて。そしてまた誰かの世界が広がることを祈って!思いの丈をぶちまけさせていただきました。
しみじみ、この時代この世界に生まれてよかったと本気で思えるものがたくさん存在していてよかった。そんな素晴らしい世界が絶えず私を”制作”の道に走らせてくれます。世界に乾杯!
というわけで2024年も末、私はさいたまの関東平野という荒野に私の”庭”を建てているところです。みなさんもよかったらこの年末年始は「庭の話」しましょう。
良いお年を!