ルネサンスの"A"!

第6節

いつもの週末、いつもの街並み、いつもの空、いつもの道ゆく人々ー
じゃない!? ここイタリア・ミラノが青く燃え広がっています
そう 今日はミラノの街が二分される日
本拠地を共にするインテルとミラン ビッグクラブ同士が街の代表と
セリエAのタイトルをかけ 約7万人超満員のスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで対決する
Derby di Milano-お互い決して譲れぬミラノダービーの一戦
まもなくセリエAアンセムです!

▼おまけの解説コーナー


▼インテルナツィオナーレ・ミラノ

1908年創設。ミランと同じくイタリア・ミラノに本拠地を置く名門プロサッカークラブ。
チームカラーは青と黒。愛称はNerazzurri (黒と青)、Biscione(大蛇)、略称はインテル。
何度もエンブレムは刷新されていますが、ヴィスコンティ家の紋章「ビショーネ(蛇)」が由来だったこともあり。同じ蛇を引用しているアルファロメオのほうがピンと来るかも?

同じような赤黒/青黒に縦縞ストライプ模様でなんだかミランの2pカラーみたいですが、なんと歴史を振り返ると本物の兄弟クラブです。 1899年ミラン設立から9年後、外国人選手所属の可否をめぐってクラブ内で意見が対立し「外国人選手も入れよう!」とミランから袂を分って生まれたのが、この「インテルナツィオナーレ・ミラノ」です。
その名の通りインテルは"国際色豊かで世界に開かれた"チーム性が売り…ですが、よそ者入れたくないもん!と言っていたミランの方が現在ではウン億使って外国人選手買ってたり、インテルの方がよほどイタリア国内の若手選手を起用しているので歴史はわからないものです(本当に…)
ちなみに本拠地が同じミラノなだけでなくなんと70年近く同じスタジアム(ジュゼッペ・メアッツァ)をこの2クラブは一緒に使い続けています。最近は両クラブとも新しいスタジアムを作ろうと頑張ってるみたいですが、結構難しいんだとか。仲良くお家で喧嘩しな!

▼ミラノダービー

インテルとミランのように同地域/隣接地域にあるチーム同士との対決を「ダービーマッチ」と呼びます。
要するに「お隣さんには絶対に負けらない」戦いです。 ミランとインテルの一戦は「ミラノダービー」(またはミラノ大聖堂の黄金の聖母像にならいDerby della Madonnina)と呼ばれています。
世界でも有数のビッグクラブ同士・かつ伝統の一戦で注目度が高いこともあり、サポーターも選手もバチバチにやりあっている光景が見られます。 気になるセリエAのリーグ戦の勝敗は2023年現在インテル75勝/引き分け59/ミラン63勝、なんと後発のインテルの方が勝ってる!ので、兄より優れた弟など…とは言えない結果。頑張れお兄ちゃん!!(まだミラノダービーで勝ってるところ見たことないミランのオタク)

▼飛ばねえやつはミラニスタ!!

今日から使えるイタリア語講座その1「Chi non salta rossonero è!è!(飛ばねえやつはミラニスタ!)」
サポーターが試合中に歌う応援歌(チャント)の中でも有名なフレーズ。「飛び跳ねて喜べない地蔵のお前らwww」的なニュアンスの煽りです。 「rossonero」部分は他チームカラーなどにも代入可能なので結構イタリアでは各所クラブのサポがダービー関係なくこの煽りチャントを歌ってます。
日本ではガンバ大阪、アビスパ福岡などがダービーマッチ限定で導入してますね。

▼こちらは元日本代表で2011-2018年までインテルに所属していた長友佑都選手による「飛ばねえやつはミラニスタ」大合唱!
インテルの新シーズン会見?でお披露目したようですが、さすが



--------------------------

ようやくネームド他サポも登場し、第6節にしてセリエAの世界が広がってまいりました! が、次回はセリエAを少し離れ「ヨーロッパで一番強いサッカーチームを決める大会」ことUEFAチャンピオンズリーグ(!)のお話になります。
それではまた次回お会いしましょう。ありがとうございました!

◀︎第5節 home

mailコメント

12Log.net