ルネサンスの"A"!

第4節

ヴァチカンのお偉方からヨーロッパ各地の悪魔討伐と引き換えに
遠征費を負担してもらえることになった
期待の若手エクソシスト・マルコ神父。
しかし忘れてはいけない、彼はミランの僕でもあるのだ。
マルコ神父 人生初のカリアリ遠征はどのような結果をもたらすのか、
まもなくセリエAアンセムです!

▼おまけのコーナー


▼サルディーニャ島

開幕のざっくりとした解説に補足して…
四国より少し大きい面積で人口約16万人ほど。西地中海の真ん中に浮かぶ地理的要因により、様々なルーツを持つ民族によってサルディーニャ島の歴史は描かれました。
東西ローマ帝国、北アフリカ、サラセン人と呼ばれるイスラム系、カタルーニャ、スペインからオーストリアへ渡ったりフランスも関わったりと、とにかく関係各所は多岐に渡ります。
そんな歴史的・文化的経緯もあってか、イタリアの自治州という扱いだそう。今回舞台となったカリアリは「城」を意味する言葉でもあり、前述の通り様々な国が侵攻・交易にこの島を訪れるため防衛拠点/要塞都市の側面として立派な城壁などがたくさん残されています。見てみたいですね!!

美しい海や自然だけでなく歴史的建造物も筆頭に観光資源盛り沢山、こちらのサルディーニャ観光案内サイトがとても詳しいのでどうぞ!>SardiniaTabi

▼カリアリ・カルチョ

1920年創立、上記サルディーニャ島・カリアリを本拠地に構えるサッカークラブ。イタリア語でいわゆる規模が小さい地方都市のクラブを指す「プロビンチャ(Provinciare)」としてセリエA~Cまでを行き来しながらも、69-70年にセリエAを優勝した輝かしい実績があります。
愛称はCasteddu(サルデーニャ語で"城")、Rossoblù(赤と青) エンブレムはクラブカラーの赤青の盾にサルディーニャ州旗の「4人のムーア人」があしらわれています。
FC東京で監督を務めたマッシモ・フィッカデンティ氏はカリアリで2011-2012年に何度か途中就任したり解任されたりを繰り返していたこともあり、なかなか監督人事が難しいクラブのようです。このような切っては戻し切っては戻す監督人事をイタリアでは「温め直したスープ(minestra riscaldata)」と呼ぶそうな…詳しくはまた別の回で!
今回4pで出てきた「ウニポール・ドムス(Unipol Doms)」は約1万6000人収容のコンパクトなサッカー専用スタジアム…なのですが、こちらは2025年?に完成予定の新スタジアムのために用意した仮設競技場だそう。完成が楽しみです!

そんなカリアリはなんと今期23-24シーズンにセリエAへ帰ってきました。率いるのはなんと"ミラクルレスター"のクラウディオ・ラニエリ監督!
ラニエリ氏は以前80年代にカリアリをセリエCからAまで押し上げた手腕が評価された監督でもあり、2023年になった今またセリエAに回帰させるなどなかなか面白い縁を感じさせます。今シーズンはカリアリから目が離せませんよ!

▼2x-2y所属の愉快なロッソネリ


2019年からミランのサイドアタッカーとして活躍するラファエル・レアオのプレー集はこちら!
この漫画を描いた2023年現在ミランに所属-2028年までの契約とのことで(うっかり早々と移籍しなければ)間違いなく2020年代のロッソネリ戦士を代表するFWです。
とりあえず彼にボールさえ渡ればなんか強引に決めてくれます。早い!すごい!うまい!ポルトガル代表としてのキャリアも期待大!
ちなみにラップが好きなようで楽曲をリリースしていたようなのですが、どこもリンク切れ?のようで見当たらず…。イカしたドレッドヘアーが動くとかわいいです(何の話?)


こちらは20-23シーズンに同じくミランで活躍したサンドロ・トナーリ。この漫画のネームを描いた当初はまだミランに所属していました(サッカー選手の怖い契約話はまた別の回で…)
中盤のゲームメイカーとして広い視野を持ち、精度の高いロングレンジの見事なパスが光る一方で泥臭い守備に奔走するプレイヤーです。セットプレーのキッカーも担ってたり長い距離のドリブルからゴールも狙うなど、とにかく多彩。イタリア代表の"これから"を背負う至宝です。
残念ながらトナーリはこの23年の夏にイングランド・プレミアリーグへ旅立ったためセリエAではその姿を拝むことはできませんが、新天地でも彼が輝けるよう祈っております。若き司令塔に幸あれ!

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さて、架空のリーグ戦を戦うということは架空のチームを構成してもいいということ(??)なので、今後もこの漫画における2x-2yシーズンのセリエAは作者の独断で各クラブ好き勝手に編成を組んでいく予定です。素晴らしいレジェンド選手や現役選手や若手をご紹介できればなと!

それではまた次節、セリエAでお会いしましょう。ありがとうございました!

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