ルネサンスの"A"!

第2節

ー"西から来たカエサル"モウリーニョ監督
就任10年目の集大成を迎えたローマの元に乗り込むのは
北の強豪 赤と黒 スクデットを胸に掲げたACミランです
初戦白星発進した強豪同士
今シーズンの行末を占うセリエA第2節ローマ対ミラン、まもなくキックオフです!

▼2話:おまけと補足

・ASローマ

ローマ帝国建国神話の1シーン、やがてローマ建国王となる幼きロムルスとレムスが狼の乳を飲む彫刻「カピトリーノの雌狼」をあしらったエンブレムを掲げるのはイタリア・首都ローマ拠点のプロサッカークラブ、ASローマです(伊: Associazione Sportiva Roma)
1927年創設...と書くと意外と若い気がするけど、当時ファシスト党がローマ内に存在した3つのクラブを併合してASローマになったそうです。 お隣の某青いチームさんとくっついていたらイタリアカルチョ界はまた違った歴史を歩んだのかもしれない...。

クラブカラーはローマの紋章由来の臙脂色と金。
愛称はgiallorosso(giallo=黄色&rosso=赤)
「la magica(魔術師)」「i lupi(狼)」
サポーターはロマニスタ(romanista)と呼ばれています。

・スタディオ・オリンピコ

ASローマのホームスタジアム(伊: stadio olimpico)収容人数なんと7万人!すごい!!日本国内と比較するなら国立競技場とか日産スタジアム級ですね。

ヴァチカンから北に約5kmほど。地図上で見ると結構近そうです。バスで1時間かからないでしょうか。
1953年竣工となかなか歴史ある競技場のため専用スタジアム新設の話も上がっているようです。しかし土地を掘るとローマの遺構があちこちから出土するそうでなかなか難航していたそうな。お国柄〜というか圧倒的歴史〜〜(約4000年)を感じますね。

・アウェイ=よその家?

イタリア・カルチョ界ではアウェイの試合をfuori casaと表記しているようです。
casa=家(home)、fuori=外(away)なので「よその家」くらいのニュアンスを感じます。が、あくまで表記の話なので口語とか慣用表現だとまた違うかもしれません。
英語圏だとシンプルにhome&awayだけなのでこのへんお国柄というか言語の差を感じますね(参考:英プレミアリーグ公式

・カタギのロマニスタのお兄さんたち

日本国内セリエA界隈の名物実況解説にして一大スター・ロマニスタの北川義隆さん曰く「 ローマは阪神タイガースみたいな感じ」だそうです。
掘ればロマニスタのすごい話がいくらでも出てくるのでご興味ある方はぜひ目の前のスマホで調べてみてください。スタディオオリンピコでカタギのロマニスタさんにうっかり手が出てしまった暁には今回のマルコ程度では済まされないのがよくわかると思います。

・202x-2yシーズンのセリエAマップ

イタリアの地理感覚マジ皆無で大変だったけどめちゃくちゃ学びが多く楽しかったので見てください!!
その国の1部所属のプロサッカークラブを地図にするだけで経済人口環境その他諸々見えてくるものがありますよね。(やっぱり北西部が多くてアドリア海側と南は少ない傾向?)
20クラブの内訳は本当に悩んだんですけど、せっかく地図に起こして各地を巡るならというコンセプトで選ばせていただきました。

というわけで202x-2yシーズンのセリエA、上記クラブをミラニスタ神父・マルコが駆け巡ります。乞うご期待!!

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